2009 Fiscal Year Annual Research Report
イメージング手法を用いた糖尿病における開口放出不全機構の解明
Project/Area Number |
20390260
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
永松 信哉 Kyorin University, 医学部, 教授 (80231489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今泉 美佳 杏林大学, 医学部, 准教授 (40201941)
青柳 共太 杏林大学, 医学部, 助教 (50453527)
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Keywords | 糖尿病 / TIRF / 1分子イメージング / インスリン / 開口放出 |
Research Abstract |
前年度に現TIRFシステムの発展系であるVariabel-angle式TIRF法、すなわち、レーザー光の入射角を自動変化されることにより、細胞内部での顆粒の動きを捉えることに成功した。本年度は、レーザー光の深度における理論値と実測値を比較検討し、正確な顆粒の動きを捉えることを試みた。一方、細胞内部から形質膜への移動には、Actin netword並びにmyosin Vとのconnectionが必要であることが判明したため、myosin Vの遺伝子欠損ラット(DOPラット)を用いて、インスリン分泌能、顆粒の移動、docking、fusionを検討した。興味ある事に、DOPラットでは、第2相インスリン開口放出における顆粒の動き、インスリン分泌に著名な変化が見られた。TIRF、v-TIRFを用いた、更なる詳細な解析を施行中である。 第2相インスリンの分泌の分子機構解明のため、東大糖尿病・代謝内科教室と共同研究にて、p85αノックアウトマウスを用いて、膵β細胞のTIRF解析を施行したところ、newcomer顆粒の動きに明らかな変化が見られ、これに関しても更なる詳細な解析を行っている。
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Research Products
(8 results)