2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20390334
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
石渡 喜一 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50143037)
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Keywords | ポジトロンCT / 核医学 / 脳神経疾患 |
Research Abstract |
高齢化社会で解決を迫られている認知症やパーキンソン症候群をはじめとする様々な脳疾患の診断・病態解明、その治療評価法開発等の研究に、分子イメージングの手法、特にPETの応用が強く期待されている。日本におけるPETによる脳機能研究や脳疾患診断を促進させるため、多施設で共有できる信頼度の高い16薬剤の健常者のデータベース及び脳疾患9症例のデータベースを構築する。 健常者データベースとして本年度追加計測した薬剤は、[^<11>C]FLB457(線条体外のドパミンD_2受容体)、[^<18>F]FDG(糖代謝)、^<11>C]PIB(アミロイドベータタンパク質)、[^<11>C]TMSX(アデノシンA_<2A>受容体)など、疾患データベースとしては、パーキンソン病の[^<11>C]TMSX(アデノシンA_<2A>受容体)、[^<11>C】CFT(ドパミントランスポータ)及び[^<11>C]raclopride(ドパミンD_2受容体)、アルツハイマー病及び非アルツハイマー病変性型認知症の[^<11>C]PIB、脳虚血の[^<11>C]flumazenil(中枢性ベンゾジアゼピン受容体)と[^<11>C]MPDX(アデノシンA_1受容体)、統合失調症の[^<11>C]SA4503(シグマ_1受容体)などである。[^<11>C]FLB457と[^<11>C]TMSXについてはTest-retestにより、計測の再現性を確認した。PET計測全般では、MRIの解剖学的標準化技術を用いたPETの関心領域設定の自動化を進めた。異なる施設で頭部ファントムを用いて脳画像データを収集してカメラ間のデータ校正法をし、健常者脳FDG-PETデータベースの施設間の補正を行った。新しい脳機能診断薬としてμオピオイド受容体を計測する[^<11>C]carfentanilの合成法を確立し、品質管理法などを定めて、所内のPET薬剤委員会の承認を得て臨床使用を開始し、Test-retestから安定した参照領域法による計測法を定めた。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Adenosine A_<2A> receptors measured with [^<11>C] TMSX PET in the striata of Parkinson's disease patients.2011
Author(s)
Mishina M, Ishiwata K, Naganawa M, Kimura Y, Kitamura S, Suzuki M, Hashimoto M, Ishibashi K, Oda K, Sakata M, Hamamoto M, Kobayashi S, Katayama Y, Ishii K.
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Journal Title
PLoS ONE
Volume: 6
Pages: 17338
Peer Reviewed
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