2009 Fiscal Year Annual Research Report
骨肉腫における年齢や部位別遺伝子異常の検出と機能的ゲノム解析
Project/Area Number |
20390400
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
尾崎 敏文 Okayama University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40294459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
国定 俊之 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (80346428)
杉原 進介 独立行政法人国立病院機構(四国がんセンター臨床研究部), 臨床研究部, 医長 (60314671)
森本 裕樹 岡山大学, 大学病院, 助教 (00452574)
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Keywords | 骨肉腫 / エピジェネティック |
Research Abstract |
DNA構造異常とエピジェネティクスを検討し、RNA・タンパク発現レベルとの相関を解析することで、骨肉腫の発生部位・病理組織学的な違いおよび臨床経過に影響を及ぼす因子について明らかにすることを目的とする。 (1) DNA一次構造異常の検出:アレイCGH (2) エピジェネティックな変化による遺伝子発現制御の検出: ChlPアレイCGH (3) (1)、(2)から検出された遺伝子の解析:定量RT-PCR、Methylation specific PCR (MSP) (4) 骨肉腫細胞株へ遺伝子導入: in vitro electroporation (5) ヌードマウスを用いた骨肉腫移植モデルの遺伝子導入: in vivo electroporation 今年度.マイクロアレイCGHで同定された遺伝子について定量PCRを行い、遺伝子発現の確認している。また骨肉腫細胞株を用いて、ChIP-CGHアレイを行い、転写因子の結合についてプロモーターアレイを用いて解析を進めている。これにより、新規転写領域の同定や転写因子の結合配列検出することが可能である。それぞれの遺伝子について、定量RT-PCR, Methylation specific PCRを行い、骨肉腫細胞の増殖、腫瘍化に関与の可能性のある遺伝子を同定する。また、DNAメチル化、ピストン修飾の検出、ChIPアレイとアレイCGHを解析し、予後因子となりうる遺伝子を検索していく。また骨肉腫細胞株へ遺伝子導入の予備実験を行う。
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