2008 Fiscal Year Annual Research Report
骨軟部肉腫の新規腫瘍抗原を標的としたペプチドワクチン療法の開発
Project/Area Number |
20390403
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
和田 卓郎 Sapporo Medical University, 医学部, 准教授 (00244369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 昇志 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50158937)
山下 敏彦 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70244366)
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Keywords | 骨肉腫 / 滑膜肉腫 / ペプチドワクチン療法 / 第1相臨床試験 / 癌幹細胞 / 癌抗原 / 細胞傷害性Tリンパ球 / 悪性線維性組織球腫 |
Research Abstract |
I.滑膜肉腫のペプチドワクチン療法の第1相臨床試験 SYT-SSXペプチドワクチン(1mg/body)+インターフェロンαの併用投与プロトコールを進行期滑膜肉腫6例に実施した.39℃台の発熱以外に重篤な副作用は認められなかった.抗腫瘍効果は3例がPD(progressive disease)であったが,3例がSD(stable disease)であった.すなわち6例中3例に抗瞳瘍効果が認められた. II.骨肉腫のペプチドワクチン療法の第1相臨床試験 1)Papillomavirus binding factor(PBF)蛋白より、HLA-A24またはA2に結合モチーフを持つ抗原ペプチドを決定した。MHC-ペプチドテトラマーを用いて,ワクチン接種を行っていない骨肉腫患者におけるテトラマー陽性細胞の存在頻度を解析した.その結果,PBF-A2ペプチド特異的CTLはHLA-A2陽性骨肉腫3/5例で検出された.In vitro抗原刺激によって得られたCTL lineはHLA-A2陽性PBF陽性の他家骨肉腫細胞株および自家骨肉腫細胞を殺傷した. 2)上記を根拠としてPBF-A2ペプチドを単独で投与する第1相臨床試験を開始した.現在,1名の患者にワクチンを接種している.安全性,抗腫瘍効果,免疫応答を詳細に解析する予定である. III.骨軟部肉腫の癌幹細胞の分離と癌幹細胞抗原の同定 我々が樹立したヒト骨MFHの細胞株よりside population法により癌幹細胞を分離した.分離した細胞は.無血性培地で細胞塊を形成した.1000個の細胞をSCIDマウスに移植すると.腫瘍を形成した.
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Research Products
(19 results)