2010 Fiscal Year Annual Research Report
栄養因子の双方向性制御による神経再生促進法の開発:新規DDSとsiRNA
Project/Area Number |
20390411
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
齋藤 繁 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40251110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻野 祐一 群馬大学, 医学部, 助教 (20420094)
田畑 泰彦 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
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Keywords | 疼痛管理学 / 再生医学 / 栄養因子 |
Research Abstract |
神経再生の環境設定と複数栄養因子同時投与の可能性について研究を進展させた。血糖コントロールと組織再生に関する解析は一定の成果が得られ、神経の正常な再生に最適な組織液環境としては正常の血糖濃度域が最適で、多くても少なくても不適であることが証明された。神経細胞の回路網構築の過程に対して、各種の神経栄養因子や細胞増殖因子がどのように影響を与えるのか、時相・部位特異的に作用させることに依って損傷後の組織修復に寄与するのか(ある部位では作用を抑え、別の部位では作用を強化することで正常な回復を促進するか)、麻酔や神経ブロックに使用される薬は正常および異常な発生・再生過程をどのように修飾するのか、最新の細胞培養システムを用いた基礎実験、行動実験、および臨床データをもとに明らかにする計画では、生体内であり得る複数因子の相互作用に突いて検討した。初年度、2年時の研究では前年からの継続研究である、線維芽細胞増殖因子の局所筋肉内注入による血管新生作用の臨床データを集積することにより、その応用可能性を考察したが、今回は人間への投与は行わなかった。また、神経に正確に薬剤を到達させる技術を確立するために、CTスキャンガイドの神経ブロック法は臨床例において開発を進め、正確な針刺入へのリスクファクターを画像解剖学的に評価した。DDS(drug delivery system)に関して、シート体の徐放形態を開発し、その効果を判定した。現在、臨床への応用に向かって準備を進行中である。
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