Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深澤 瑞也 山梨大学, 医学部・附属病院, 講師 (80252039)
望月 勉 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 医学研究員 (50377496)
澤田 智史 山梨大学, 医学部・附属病院, 助教 (70402055)
芳山 充晴 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 医学研究員 (20422694)
土田 孝之 山梨大学, 医学部・附属病院, 講師 (30217327)
小林 英樹 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (50402053)
座光寺 秀典 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (60345717)
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Research Abstract |
TRPチャネルと下部尿路との関係については、前年の報告に更なるデータを追加報告した(Fry, C.H., Kanai, A.J., Roosen, A., Takeda, M., WoodM, D.N.: Committee 2-Cell Biology, “Incontinence 4^<TH> ed. “, 2009)。さらに、イオンチャネルのなかで酸感受性のあるASICS(Acid sensing ion channel)が膀胱刺激症状の発現に関係があり、性差も有することを示した(Kobayashi, H., Takeda, M., BJU Int., 2009. Yoshiyama, M, Takeda, M. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol, 2008., Yoshiyama, M., Takeda, M.: Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol, 2010.)。TRPV1 k/oマウスを用いて、酸感受性に雌雄差のあることを証明した。 昨年の報告で、野生型とTRPV4 K/Oマウスの膀胱上皮の初代培養系において、マウス膀胱上皮細胞は伸展刺激に対して少なくとも一部はTRPV4を介して細胞内Caイオンの流入とそれに引き続く上皮細胞からのATP産生を制御することを示した(Mochizuki T, Takeda M, Tominaga M, J Biol. Chem., 2009)。さらに、このATP産生メカニズムについて詳細な検討を行い、小胞型分泌に関与する新しいトランスポータであるVNUT(Vesicular Nucleotide Transporter)の膀胱上皮での発現とTRPV4刺激や進展刺激によって引き起こされるATP分泌において重要な役割を果たしていることを明らかにした(投稿準備中)。
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