2008 Fiscal Year Annual Research Report
子宮内膜癌化モデルを駆使した内膜癌化機構の解明と新たな分子標的の探索
Project/Area Number |
20390432
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
京 哲 Kanazawa University, 医学系, 講師 (50272969)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水本 泰成 金沢大学, 附属病院, 助教 (00420331)
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Keywords | 子宮内膜癌 / 癌化モデル / 分子標的 |
Research Abstract |
本研究は我々がこれまでに正常子宮内膜上皮細胞より作製した不死化〜癌化細胞を用いて内膜癌化の経路を解明し、新たな分子標的を探索することを目的としている。具体的にはすでに不死化細胞を癌化させることが明らかとなっているK-ras変異導入による癌化の経路を明らかにすることを第一の目的としたが、当該年度には子宮内膜癌化に関わるK-ras遺伝子の下流のpathwayとしてNF-KBの活性化が重要であることを見いだした。具体的にはK-ras変異導入細胞ではNF-kBの転写活性化能が亢進していること、NF-kBのDNA結合能が上昇していること、NF-kB活性を阻害するIkBを強制発現すると浸潤能の低下、マウス腫瘍サイズの著明な減少など癌化のphenotypeの減弱が確認された。現在さらにNF-kB活性亢進の機序としてIKK活性の測定などを行っている。
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Research Products
(3 results)