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2009 Fiscal Year Annual Research Report

唾液分泌障害におけるクラステリンの治療効果の検討

Research Project

Project/Area Number 20390468
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

斎藤 一郎  Tsurumi University, 歯学部, 教授 (60147634)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 美島 健二  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (50275343)
井上 裕子  鶴見大学, 歯学部, 講師 (50367306)
山田 浩之  鶴見大学, 歯学部, 講師 (90267542)
Keywords唾液分泌障害 / 酸化ストレス / クラステリン
Research Abstract

昨年度作成したクラステリン遺伝子導入マウスで、放射線照射による唾液腺機能障害に対する効果が得られなかった事から、このマウスでのクラステリンの産生量が十分で無かった可能性が考えられた。この事から、本年度はホモのマウスの作成を試みた。導入された遺伝子の定量はサイバーグリーンを用いたreal time PCR法で確認を行っている。同系統同士、及び他系統のマウスの掛け合わせも試みているが、組み合わせにより遺伝子導入の量的変化が認められ、今後の解析に活かしたい。また、実験には雄のマウスを用いているが、仔マウスの性差に偏りがあり、雄マウスの生まれる確率が20%から30%程であるため、今後多めに交配させて匹数を増やす必要があると考えられる。現在繁殖を進めている。さらに、クラステリンを局所で作用させるために、クラステリン発現アデノウィルスの作成を行った。しかしながら、唾液腺細胞へのアデノウイルスの感染効率が非常に低く、また長期の発現維持が困難と思われた為、レトロウィルスベクターにクラステリンのcDNAを組み込んだベクターの作成を試みた。
また、クラステリン発現ベクターをstableに遺伝子導入した細胞株を局所に投与し、持続的なクラステリン産生を試みた。次にリコンビナント蛋白の作成を試み、局所への投与を試みた。この際、局所で長期にわたり適度な濃度を維持出来るよう担体を幾つか検討した。コラーゲンゲル、pureMatrix,マトリゲルなどを用いたが、どれも局所投与を施しても、拡散する傾向があり、今後の実験の有効な手段とはなり得なかった。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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