2009 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌における小胞体ストレスシグナルの役割解明と新規治療標的の探索
Project/Area Number |
20390477
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西頭 英起 The University of Tokyo, 大学院・薬学系研究科, 特任研究員 (00332627)
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Keywords | 蛋白質 / ストレス / 細胞・組織 |
Research Abstract |
口腔癌を含む癌研究領域において、小胞体ストレスシグナルの重要性については未だ詳細な研究がなされていない。癌細胞は多くの分泌タンパク質を産生するため、独自の小胞体品質管理機構によって小胞体機能を高く維持するとともに、低酸素・低栄養状態での増殖を可能にするためUPRを介した増殖シグナルが発信されていると考えられる。従って、このような癌細胞を排除するためには小胞体品質管理機構を破綻させ増殖シグナルを抑制することが一つの治療戦略となる。そこで、癌細胞特異的なUPRをとらえることを21年度課題とした。具体的には、次の項目に従い検討を行った。(1)UPRによる発現誘導に関する検討(癌細胞特異的小胞体ストレス依存的発現誘導分子の探索)。(2)UPRによるタンパク質修飾に関する検討(小胞体ストレス依存的かつ癌細胞特異的なタンパク質修飾を見いだした。本研究成果を、論文および学会にて発表・報告した。
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[Journal Article]2009
Author(s)
Nishitoh, H., et al.
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Journal Title
Protein Misfolding Disorders : A Trip into the ER(ed Hetz, C.)(Bentham Science Publishers)
Pages: 94-102
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