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2008 Fiscal Year Annual Research Report

癌ペプチドを用いた口腔癌の早期診断法およびオーダーメイド免疫療法の開発

Research Project

Project/Area Number 20390518
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

中村 誠司  Kyushu University, 大学院・歯学研究院, 教授 (60189040)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 裕樹  佐賀大学, 医学部, 教授 (40260715)
山田 亮  久留米大学, 先端癌治療研究センター, 教授 (50158177)
Keywords癌 / 口腔癌 / 免疫療法 / T細胞 / ペプチド / 治療 / 診断 / 臨床
Research Abstract

多くの癌に対して癌ペプチドを用いた特異的免疫療法が試みられているが、癌に対する免疫監視機構やその調節機構は十分に理解されておらず、多くの問題が残されている。本研究では、口腔癌に対する免疫監視機構および口腔癌による免疫監視機構の調節機能を十分に理解し、その上で有効なオーダーメイド免疫療法と早期診断法の開発を目指している。本年度は以下のような2つの研究を行った。
1)癌細胞に対する免疫監視機構の解析
個々の口腔扁平上皮癌患者における癌ペプチドに反応する抗腫瘍T細胞の同定を行った。抗腫瘍T細胞の検出はin vitroでのCTL誘導能により行っており、現時点で最も高頻度に抗腫瘍T細胞が検出できるのはSART-1であった。HLA-A24と癌ペプチド抗原のテトラマーによる同定方法、およびDNAプローブによる同定方法は現時点では成功していない。新たな癌ペプチドの同定方法としては、最新の分子生物学的手法を駆使した1)SSCPを用いる方法、2)West-Western法、3)TCR transfectant法を用いており、現在も解析途中で、現時点では新たな癌ペプチドは同定できていない。
2)癌細胞による免疫監視機構調節分子の発現の解析
個々の口腔扁平上皮癌患者における免疫調節分子の発現を免疫組織学的染色およびin situ hybridization法で解析したところ、HLAクラスIおよびII抗原、B7ファミリー、接着分子、RCAS1の異常発現がみられた。現在はさらにその発現調節機構を解析している段階である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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