2008 Fiscal Year Annual Research Report
テロメラーゼ依存性ウィルス製剤の口腔扁平上皮癌に対する診断・治療への応用
Project/Area Number |
20390520
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
新谷 悟 Showa University, 歯学部, 教授 (80294429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 大典 東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (40286844)
羽鳥 仁志 昭和大学, 歯学部, 准教授 (20245814)
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Keywords | 口腔癌 / ウイルス治療 / 癌の可視化 |
Research Abstract |
1)各種ヒトロ腔扁平上皮癌細胞およびヒト正常細胞などにおけるSV40配列の存在を特異的プライマーを用いたDNA-PCRで、またSV40large T抗原発現を特異的抗体を用いたウエスタンブロット解析にて行う。また、各種ヒトロ腔扁平上皮癌細胞およびヒト正常細胞におけるテロメラーゼ活性を測定する。口腔扁平上皮癌細胞におけるSV40発現とhTERT発現の相関を検討する。 2)フローサイトメトリーを用いて、各種ヒトロ腔扁平上皮癌細胞および正常細胞におけるアデノウイルス受容体の発現レベルを定量する。 3)各種ヒト口腔扁平上皮癌細胞およびヒト正常細胞にテロメライシンを感染させ、それぞれの細胞から凍結融解にてベクターを回収、293細胞に感染させることで力価を測定し、テロメラーゼ依存性のウイルス増殖能を確認する。 また、より簡便な方法として、EIA配列に対するプライマーを用いてリアルタイムDNA-PCRにてウイルス力価を測定する。また、抗EIA抗体を用いた免疫組織染色、ウエスタンブロット解析によりE1遺伝子発現とウイルス増殖の相関を確認する。さらに、口腔扁平上皮癌細胞にテロメスキャンを感染させ、蛍光顕微鏡下にGFP蛍光発現を観察して、テロメスキャンの増殖とGFP遺伝子発現の相関性に関しても確認する。
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