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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ペリオドンタル・システムバイオロジーの創生-歯周病関連遺伝子探求の分子基盤研究-

Research Project

Project/Area Number 20390529
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

山田 聡  Osaka University, 歯学部附属病院, 講師 (40359849)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村上 伸也  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70239490)
北村 正博  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (10243247)
柳田 学  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (80379081)
KeywordsPLAP-1 / 遺伝子型
Research Abstract

1)PLAP-1遺伝子多型の機能解析
ヒト歯根膜細胞からクローニングした各遺伝子型のPLAP-1(D12~D16)発現用プラスミドを構築し、シークエンスにより遺伝子配列を確認した。次に、各PLAP-1遺伝子型発現用ベクターを293細胞に遺伝子導入を行い、細胞培養上清および細胞内へのタンパク発現をウエスタンブロット解析したところ、充分量のタンパク質発現が確認された。そこで、同発現ベクターを歯根膜細胞に遺伝子導入し、安定発現株を樹立した。そして、同細胞株を石灰化誘導培地にて長期培養し、硬組織形成細胞への分化を誘導したところ、興味深いことにD12型PLAP-1発現株において石灰化の亢進が認められた。
3)選定した遺伝子・分子群の機能発現解析
上記のヒト各遺伝子型PLAP-1の歯根膜細胞における機能を、我々が以前に単離・同定したマウスのPLAP-1遺伝子と比較検討するために、ヒトおよびマウスPLAP-1発現用ベクターを歯根膜細胞に遺伝子導入し、同細胞株をBMP-2で刺激した際の細胞反応性を比較検討した。その結果、マウスPLAP-1を遺伝子導入した歯根膜細胞は、BMP-2に対する反応性がコントロールと比較して低下するのに対して、ヒト型PLAP-1では、各遺伝子型においてその反応性が異なっていた。このことは、各遺伝子型がコードするN末端側のアスパラギン酸数によってPLAP-1のBMP-2に対する作用が異なっている可能性を示唆しており、非常に興味深い結果を得ることができた。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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