2009 Fiscal Year Annual Research Report
ベリオドンタル・システムバイオロジーの創生-歯周病関連遺伝子探求の分子基盤研究-
Project/Area Number |
20390529
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山田 聡 Osaka University, 歯学部附属病院, 講師 (40359849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 伸也 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70239490)
北村 正博 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (10243247)
柳田 学 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (80379081)
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Keywords | 歯周病関連遺伝子 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
マスターキー候補遺伝子・分子鮮のin vitro機能解析 PerlostinとIntegrinαVβ3との直接的な分子間の相互作用を共免疫沈降実験にて検討した結果,PeriostinとIntegrinαVβ3は直接結合することが明らかとなった。さらに,Periostinの各アイソフォームにおいて結合能に差があることが示された。グルタミン酸関連分子の歯根膜細胞機能に対する作用を解析するために各種のグルタミン酸阻害剤を用いたシグナル阻害実験を行った結果、グルタミン酸シグナルを阻害することにより、歯根膜細胞の硬組織形成細胞への分化が抑制されることが明らかとなった。PLAP-1については、まず、各PLAP-1遣伝子型のクローニングを行い各PLAP-1型発現ブラスミドベクターを構築した。同発現ベクターを歯根膜細胞に遺伝子導入し、BMP-2に対する細胞反応性を比較検討した。その縞果、PLAP-1遺伝子型に依存して細胞外でのBMP-2シグナル阻害が誘導されることが明らかとなった。 in vivo歯周病易感受性モデルマウスの作製 上記の歯周病関連遺伝子候補のうち、培養歯根膜細胞を用いた実験の結果から特に歯根膜機能に重要な役割を果たしている分子として歯根膜特異的PeriostinアイソフォームとPLAP-1を選定し、それぞれをCAGプロモーターによって強発現させたトランスジェニックマウス(PeriostinTGおよびPLAP-1TG)を作製した。現在、各TCマウスの歯周組織における表現型について解析を進めている。
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Research Products
(4 results)