2008 Fiscal Year Annual Research Report
在宅療養中の疼痛患者の現状調査と痛みの評価、及び疼痛ケアネットワークの構築
Project/Area Number |
20390542
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
深井 喜代子 Okayama University, 大学院・保健学研究科, 教授 (70104809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兵藤 好美 岡山大学, 大学院・保健学研究科, 准教授 (90151555)
浅利 正二 岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (40175857)
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Keywords | 疼痛看護 / 在宅疼痛患者 / 非がん疼痛 / がん疼痛 / 疼痛ケアネットワーク |
Research Abstract |
平成20年度には,疼痛ケアネットワークメンバー(研究代表者,分担者2名,連携研究者3名,研究協力者9名からなる計15名で構成)による研究会議を3回開催し,以下に示す今年度の課題について協議し,各成員の役割分担を決めて研究を遂行した。 1.在宅疼痛患者の痛みに関する全国調査の準備 初年度は研究会議を開催し,ワーキンググループメンバーが調査対象候補の施設・機関等に関する情報収集を行った。現在,訪問看護関係機関,糖尿病患者グループの全国組織など,調査可能な組織・機関のリストを作成中である。次年度は早急に調査対象を決定し,予備調査の実施とデータ解析,本調査の実施を遂行する予定である。 2.ホームページ「疼痛ケアネットワーク」の開設 初年度の最大の目標であるホームページ「疼痛ケアネットワーク(http://www.totucare.com/)」を3月に開設した。「疼痛ケアネットワーク」は在宅疼痛患者の痛みのケアに携わる専門職者(主として看護師・保健師)が互いの情報交換の場となり,疼痛看護学研究を推進するための学術情報も得られるようなページを設け,ワーキンググループメンバーによる試運転を開始した。本ホームページには「一般向」と「専門職向」の2つのサイトを設け,情報提供・交換サービスの対象と目的を区分し,かつ相乗効果が得られるようにした。 各ページのコンテンツは英文ページを含め,平成21年度以降,随時更新していく予定である。 3.研究成果の公表 平成20年度は新しい知見を見出すには到らなかったが,以下の公表の場を得て,非がん疼痛の重要性と疼痛ケアネットワークの必要性をアピールした。 1) 深井喜代子,新見明子,掛田崇寛他:痛みのケアの確立を目指して(4)-非がん疼痛に注目する-,日本看護技術学会第7回学術集会交流集会,2009年9月21日,青森市 2) 深井喜代子編:特集非がん疼痛ケアのエビデンス.EB NURSING,8巻3号,10-88頁.
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Research Products
(2 results)