2008 Fiscal Year Annual Research Report
高度生殖医療を受けた妊婦の母親役割獲得を促す看護介入プログラムの開発と実用化
Project/Area Number |
20390560
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
森 恵美 Chiba University, 看護学部, 教授 (10230062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 邦子 千葉大学, 看護学部, 准教授 (70247302)
前原 邦江 千葉大学, 看護学部, 講師 (00302662)
柏原 英子 千葉大学, 看護学部, 助教 (90375618)
高島 えり子 千葉大学, 看護学部, 助教 (10431735)
森田 亜希子 千葉大学, 看護学部, 助教 (10402629)
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Keywords | 不妊治療後妊婦 / 生殖看護 / 看護研修 / 高度生殖医療 / 母親役割 / 母親役割 / 胎児愛着 / 母性 |
Research Abstract |
高度生殖医療による妊娠をした女性の母親役割獲得過程の予期的段階を円滑に促す看護介入プログラムを考案し、開発するための基礎的研究である【研究1】に森が主担当となり全員で取り組んだ。学会における情報収集を得て、国内外の文献検討結果と森らの先行研究成果に基づき、看護介入プログラムの枠組みを検討したのち、高度生殖医療を受けて妊娠した女性に適応した先駆性の高い、妊娠期に行う看護介入プロラム(看護介入の目標:不妊経験や不妊治療経験を肯定的に認知し、不妊である自己の膨張を防ぎ、母親としての自己の形成を促す)を考案し、具体的内容や実施手順の記述等を検討した。妊娠初期・胎動初覚前、胎動初覚後の妊娠中期、妊娠末期にわけて具体的内容を整理し、妊婦ポートフォリオを使用した介入方法を作成した。さらに、日本全国の不妊看護専門家(不妊看護認定看護師等)4名に、この【研究1】で考案した看護介入プログラムを提示・説明して、内容の妥当性等について意見を聴取(専門家会議の開催)し、妥当性と臨床応用性を確保し、看護介入プログラムの最終案を作成した。この成果、看護介入プログラムを平成21年6月20日に開催される、第11回日本母性看護学学術集会の交流集会で発表する。さらに、【研究2】開発した看護介入プログラムを展開するための看護研修の実施とその評価研究と【研究3】本看護介入プログラムの効果を実証する研究の2つの研究計画立案のために、文献収集と文献検討を行った。
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