2010 Fiscal Year Annual Research Report
高度生殖医療を受けた妊婦の母親役割獲得を促す看護介入プログラムの開発と実用化
Project/Area Number |
20390560
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
森 恵美 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (10230062)
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Keywords | 高度生殖医療 / 不妊治療後妊婦 / 母親役割獲得 / 看護研修 / 看護介入 |
Research Abstract |
【研究1】の看護介入プログラムの開発のための基礎的研究は、日本母性看護学会誌に原著論文として投稿し、受理された。 【研究2】の開発した看護介入プログラムを展開するための看護研修会は今年度も2回1クールで行い、合計3クールにおいてデータ収集をした。研究対象者は合計で12名の看護師、助産師であった。ビジュアルアナログスケールの結果では「看護介入プログラムの概要は理解できた」「看護介入を実践する上でMPの使い方が理解できた」に1回目と2回目では有意差がみられた。フォーカスグループインタビューにおいては、「複数回ロールプレイを行ったことで不妊治療後妊婦の心理面に対する理解がより深まった」「不妊治療後妊婦への看護の必要性がさらに理解できた」「研修会の合間の練習で理解したつもりだったが、2回目の研修会で十分に実践できていないことに気づいた」等があった。これらの結果よりロールプレイを行い体験的に技術や知識を習得し、2回の研修会の間に介入プログラムを実践し技術の質を高める内容が効果的であったと考える。この看護研修の評価研究は第30回日本看護科学学会学術集会に発表した。質的データをKJ法にて分析し投稿準備中である。 【研究3】の本看護介入プログラムの効果を実証する研究は、対照群44名からデータ収集をすることができ、開発した看護介入プログラムに基づく看護を提供する看護介入群については15名の妊娠中期(第2回目)研究データ収集が終了している。対照群、介入群のデータ収集できた研究データのコーディングとデータ分析を行っている。
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Research Products
(3 results)