2009 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣病予防に対する保健指導の横断的な質の評価-評価指標と方法の開発
Project/Area Number |
20390571
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
荒木田 美香子 International University of Health and Welfare, 保健医療学部, 教授 (50303558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
巽 あさみ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (90298513)
綾部 明江 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (10316127)
金川 克子 神戸市立看護大学, 看護学部, 教授 (10019565)
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Keywords | 特定保健指導 / プロセス評価 / heiQ / バリアンス分析 / クリニカルパスの応用 |
Research Abstract |
1. 目的:本研究の目的は、成人を対象とした生活習慣病改善及び予防における複数の保健指導の質を横断的に評価するための評価指標と評価方法を開発することである。具体的には、評価指標として保健指導の対象者の健康管理能力を包括的に把握するHealth Education Impact Questionnaire(以下、heiQ)の日本語版の標準化を行い、さらに評価方法として、クリニカル・パスで使用しているバリアンス分析手法を活用して、保健指導の過程の検討・改善する方法の開発を行なう。 2. ホ年度の成果:特定保健指導を受診した850名を対象にheiQの質問紙を実施し、保健指導後の評価及び2009年の健診データを収集した。その結果、保健指導を受けた者のうち約18%で体重減少率が5%以上であることが分かった。また、3%以上体重減少している者はheiQで得点の向上がみられることが明らかとなった。また、保健指導でドロップアウトするケースや成果が出ていないケースの特徴を明らかにすることができた。また保健指導のプロセスを記載し、保健指導のOutcomeと検討するための記録表をエクセルで作成し、XMLファイルに書き出しができるフォーマットを作成し研究代表者が運営するホームページにアップし、無料公開を行っている。 3. 2010年度の計画:引き続き、特定保健指導のデータ収集に当たる。また、成果が出ていないケースに関して保健指導者に面接調査を行うことにより、バリアンスの要因とその対応御を検討する。
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