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2009 Fiscal Year Annual Research Report

ネオ・リベラリズムの潮流下での移民政策改革の矛盾と移民の社会運動

Research Project

Project/Area Number 20402037
Research InstitutionHitotsubashi University

Principal Investigator

小井土 彰宏  Hitotsubashi University, 大学院・社会学研究科, 教授 (60250396)

Keywords移民政策 / アメリカ合衆国 / 国際移民 / 外国人労働者 / ネオ・ベラリズム / 社会運動 / エスニシティ
Research Abstract

7月30日から9月4日まで、ロスアンゼルス市、サンディエゴ市、そしてサンフランシスコ市において現地調査を実施した。調査においては、平成20年度夏調査において聴き取りを行った主要団体での調査を足がかりとして、3つの方向に調査を展開した。一方で主要な人権団体の下部にある移民二世の若者を中心とした地域ベースの活動組織の戦略と担い手の若者層の意識についての聞き取りを実施した。第2に、昨年度調査した工場の一斉摘発により逮捕拘留された移民たちへのフォローアップの聞き取りを行った。第3に、ロスアンゼルス市最大の縫製企業に対する身分証明の事前調査に基づく非合法移民の解雇圧力が引き起こした労働紛争の事例に着目し、労使双方の代表と紛争の影響を受けた移民労働者からの聞き取りを実施した。9月から12月には、これらの聞き取りデータの分析を行った。1-2月には、昨年のNY市と周辺地域で昨年度実施した調査の再検討の中で、絞った運動団体への連絡と日程調整を行った。3月には、NY市において移民専門家から紹介を受けながら、メキシコ系移民団体の若者が中心となる小規模組織を中心として聞き取りを実施し、同郷者を超えたそのネットワーク型の運動形式について中心的に解明するとともに、4月に実施されるセンサス調査におけるメキシコ系・ラティーノ系の人口の過小評価を是正するための大衆動員型の運動の戦略と他の社会的なアクター間の相互関係に聞き取りを実施し、移民の社会運動の新しい方向について検討した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2009 Other

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 国際比較と時間のなかで日本の移民政策を考える2009

    • Author(s)
      小井土彰宏
    • Journal Title

      遠近 31

      Pages: 26-31

  • [Presentation] 合衆国移民取締り政策の転換の労働現場・地域への影響-G. W. ブッシュ政権末期における労働現場検挙戦略の社会的な機能2009

    • Author(s)
      小井土彰宏
    • Organizer
      日本社会学会
    • Place of Presentation
      立教大学
    • Year and Date
      2009-10-11
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.soc.hit-u.ac.jp/?trans_soci/projects.html

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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