2009 Fiscal Year Annual Research Report
障害児者の余暇・自立支援に関する地域システムの構築:ドイツの教育・福祉から
Project/Area Number |
20402042
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
安井 友康 Hokkaido University of Education, 教育学部, 教授 (00260399)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 理人 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80312429)
千賀 愛 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10396335)
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Keywords | ドイツ / 障害児者 / 教育 / 地域移行 / スポーツ / 余暇 / 福祉 / ベルリン |
Research Abstract |
特別支援教育とともに各種障害者施策が展開する中で、障害児者の地域生活・余暇支援のシステム構築が早急な課題となって来ている。本研究は、国の規模や人口バランスなどに共通性を持ち、社会介護法など日本における障害者・高齢者福祉の様々な支援制度のモデルとなってきたドイツを対象に、障害児者の教育と福祉の関わりと地域の社会資源を活用した余暇支援のあり方について縦断的な調査を行うものである。その際インクルージョン教育と地域の余暇・スポーツ支援の連続性という視点から、そのシステムの形成過程を子ども、学校、サービス利用者、支援者等の相互作用としてとらえ、関係構築の過程を明らかにすることを目的としている。 平成21年度の調査では、ニーダーザクセン州を対象に、余暇支援活動における支援者の組織運営・関わり方などの相互関係について、これらが時間経過とともにどのように変化するのか、縦断的にとらえるための資料収集が行われた。さらに幼児期からの支援に関連し、地域スポーツへの広がりなどについて調査を行った。またベルリン市州では、インクルージョン教育の先進校(フレーミング基礎学校)と移民・生活保護地区の学校(ヴェッディング基礎学校)を対象に、授業(スポーツ・余暇・地域生活移行関係)学校の観察、教師・関係者のインタビュー、ビデオによる記録と分析を継続調査した。さらに福祉法人と地域行政機関の協力で行われている余暇支援活動(ディスコクラブなど)への訪問調査や、障害者の総合型地域スポーツクラブ(SGH)が行っている各種目のスポーツ活動、車いすバスケットボールイベントなどの調査を行った。
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Research Products
(3 results)