2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
The international cooperative study on educational effect to introduce alternative education into some rural small schools
Project/Area Number |
20402054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
FUSEGI Hisashi Shinshu University, 教育学部, 准教授 (00362088)
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Project Period (FY) |
2008 – 2012
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Keywords | 小規模校 / オルタナティブ教育 / 個に応じた教育 / 複式学級 |
Research Abstract |
(1)研究の目的 本研究は,全校児童生徒数や教職員数がきわめて少ない小規模校を対象に,少人数であるがゆえの長所を最大限に生かし,短所と考えられてきた教育条件を克服するための教育方法を,海外のオルタナティブ教育の発想を導入し,地域に応じて開発することを目指している。特に,研究代表者が学校改革の指導者として携わっている長野県の僻地校群と,北欧諸国の僻地校の教職員および僻地教育をテーマに研究している北欧の研究者との連携体制を構築しながら,一斉画一式授業に代わるオルタナティブ教育を小規模校に導入する教育効果を明らかにすることを本プロジェクト研究の目的としている。 (2)研究の体制 本研究は研究代表者が北欧諸国の研究協力者とのネットワークを生かして連携体制をとり,長野県内の僻地指定地域の教育委員会および学校関係者と協力して具体的な実践を試行する体制を整えている。 (3)研究の方法 (1)小規模校・小規模学級および複式学級での学習指導に関する先行研究を整理する。 (2)学習スタイル論の最新動向を整理する。 (3)北欧諸国およびオランダの教育実践をオルタナティブ教育の観点から分析する。 (4)長野県内の僻地校の教育改革に参画しながら,北欧流の教育実践の導入が適切な部分に積極的にその学習スタイルを指導する。 (5)僻地としての条件を共有する北欧と長野の協力校におけるオルタナティブ教育の意義と教育効果に関して教員および子どもを対象とした意識調査を行う。
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