2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20402056
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
佐藤 千津 Daito Bunka University, 外国語学部, 講師 (20271356)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 耕司 早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (60219269)
岩崎 正吾 首都大学東京, 大学院・人文科学研究科, 教授 (30203368)
大迫 章史 仙台白百合女子大学, 人間学部, 講師 (60382686)
金塚 基 東京未来大学, こども心理学部, 助教 (90460302)
児玉 奈々 滋賀大学, 国際センター, 准教授 (10389603)
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Keywords | 教育学 / 学力 / 生涯学習 |
Research Abstract |
本年度は、研究実施計画に基づき、現地調査および研究会議の開催などの研究活動を予定通りに実施した。まず、研究会議を2回にわたって実施し(5月、6月)、(1)平成20年度の研究計画の確認、(2)日本における学力政策の具体的展開および「確かな学力」の育成に関する議論の整理、(3)調査対象国における学力問題や学力政策の概要整理を行った。この成果の一部は、9月7日にお茶の水女子大学で開催された日本学習社会学会第5回研究大会の課題研究I「世界における学力観・学力づくりの取り組み」において発表した。佐藤がイギリス、岩崎がロシアの学力問題および学力政策についてそれぞれ報告し、それらについて「生涯学力」の観点から前田がコメンテーターとして総括を行った。 また、本年度の後半は第1回現地調査を実施し、各調査対象国・地域の初等・中等学校の教育関係者、中央・地方教育局の行政担当者、高等教育機関の学力問題専門家などに対して聞き取り調査を行った。具体的には、イギリス(担当:佐藤)、オーストラリア(前田)、ロシア(岩崎)、中国(金塚)、カナダ(児玉)、日本(大迫)において、各国・地域の学力政策や学力づくりへの取り組みの実態とその特徴を調査した。この第1回現地調査の成果を整理するために、研究会議をさらに2回実施し(10月、2月)、収集したデータを各自が整理して報告するとともに、平成20年度の調査・研究活動を総括した。本年度の成果として、学力を「生涯学力」形成の観点から捉えることで「学校学力」だけでは捉えきれない問題系を明らかにすることができた。また年度末には研究会議および学会における各研究発表の要旨・資料をまとめた冊子を作成した。
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Research Products
(11 results)