2008 Fiscal Year Annual Research Report
「成長管理」をめぐるコミュニティ・ガバナンスに関する米日比較研究
Project/Area Number |
20404018
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
吉川 富夫 Prefectural University of Hiroshima, 経営情報学部, 教授 (80405505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西浦 定継 明星大学, 理工学部, 准教授 (10267693)
保井 美樹 法政大学, 現代福祉学部, 准教授 (60345147)
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Keywords | 地域ガバナンス / 地域計画 / 成長管理 / スマート・グロース / 業績測定 / 戦略計画 / 市場指向型土地利用 / 自己組織 |
Research Abstract |
20年度は、本研究の初年度であり、(1)研究組織としての研究課題の設定、(2)「成長管理」に関する最近の文献の収集、(3)研究組織メンバーそれぞれが最も注目する米国都市地域の初期調査を行った。 (1)については、平成20年9月の「日本計画行政学会全国大会」においてワークショップを開催し、研究組織メンバーそれぞれが、本研究での「ガバナンス」問題設定の意義や地域ガバナンスの観点から見た各都市の特色ある「成長管理プログラム」を紹介した。 (西浦)米国の成長管理の歴史と地域の政府統治機構の特色 (吉川)米国における地域ガバナンスの変化の方向「委譲化」「外部化」「自己組織化」 (保井)ガバナンスの視点から見た開発事例「TIF」「BID」 (平)メリーランド州スマートグロースのスマートさ (2)については、ウェブサイトから取得できる主要文献(ICMA,Getting to Smart Growth・100policies for Implementation)ほか、APAやEPAの文献目録から、近年の成長管理に関する新しい知見を集めた書籍(D.Porter(2008)Managing Growth in America's Communities, C.Leinberger(2008)The Option of Urbanismなど)を購入した。 (3)については、サンフランシスコ、シアトル、ポートランド、ソルトレイクシティ、シカゴ、ニューヨークの政府機関、NPO、大学研究者へのヒアリングを中心とした現地調査を行った。この結果、今後の深化した研究と論文作成にむけた糸口を見出した。
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Research Products
(3 results)