2011 Fiscal Year Annual Research Report
栽培ガキの起源となったカキ属植物の探索と栽培ガキ成立過程の解明
Project/Area Number |
20405023
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
米森 敬三 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (10111949)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北島 宣 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (70135549)
田尾 龍太郎 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (10211997)
神崎 真哉 近畿大学, 農学部, 講師 (20330243)
山根 久代 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (80335306)
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Keywords | 園芸学 / 植物 / Diospyros spp. |
Research Abstract |
本研究の目的は、世界中で400種以上存在しているとされるカキ属植物の大部分が分布している熱帯・亜熱帯地域のうち、特に栽培ガキの起源に関係したと考えられるアジアの熱帯・亜熱帯地域に焦点をあて、六倍体である栽培ガキの起源種となった可能性のあるカキ属植物をこれらの地域で探索し、形態的および分子生物学的手法を用いて、栽培ガキの成立過程を解明することである。また、日本とは異なるタイプの甘ガキ‘羅田甜柿’が中国で出現したことが最近明らかになっているが、この完全甘ガキのタンニン蓄積制御機構の特異性が生じた要因を考察することも目的の一つとしている。 本年度はこの目的達成のため、中国の共同研究者とともに中国雲南省シーサンパンナ地域で発見した栽培ガキとその形態的特性が酷似する「野毛柿」の葉からDNAを抽出し、その一部領域の塩基配列を栽培ガキのそれと比較することで、その系統分類学的位置関係を考察した。その結果、二倍体と考えているにもかかわらず、ITS領域でDNA配列のadditivity存在の可能性が示唆されるようなデータが得られ、この原因が実験上のミスであるのか、本当にこのようなことがおこっているのかを再調査する必要が生じた。この点は、今後の研究課題である。また、‘羅田甜柿’のタンニン蓄積制御機構の特異性が生じる要因を調査するため、カキのタンニン生成機構の解析をカキの近縁野生種と考えているマメガキ(Diospyros lotus)を利用して調査し、カキのタンニン生成に関与する遺伝子座を考察した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
23年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
23年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)