2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500015
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
渡邉 敏正 広島大学, 大学院・工学研究院, 教授 (80112184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田岡 智志 広島大学, 大学院・工学研究院, 助教 (80274116)
高藤 大介 広島大学, 大学院・工学研究院, 助教 (00314732)
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Keywords | グラフの点連結度 / グラフの辺連結度 / アルゴリズム設計 / アルゴリズムの効率化 / 近似アルゴリズム / 近似解精度 / グラフ理論 / ベクター加算システム |
Research Abstract |
本研究の目的は、グラフの連結度とその応用に関する研究を行うことである.具体には、解析(所与のグラフの連結度を求めること)、抽出(所望の連結度を持つ部分グラフの抽出)、構成(所望の連結度をもつグラフの構成)に関する理論的研究とアルゴリズム設計、および応用を意識したオンラインアルゴリズム、分散・並列アルゴリズム等の実用アルゴリズムの設計である。今年度の成果としては、以下の通り合計で研究論文11件の出版がある。 【1.グラフ構成に関して:6件】 (1)各点に辺の付加に関するある制約が設定されている場合に、所望の辺連結度を持ち、かつ辺数が最小のグラフ構成法に関する研究(3件)。(2)グラフの最大誘導木抽出法に関する研究(2件)。(3)フローネットワークの点容量割り当てに関する研究(1件) 【II.実用アルゴリズムの設計に関して:5件】 (1)実用的セッションスケジューリング解法に関する研究(2件):実用的なスケジューリングに対する解法の高精度化および高速化に関する研究。(2)ペトリネット(ベクター加算システムの具体的モデル)に関する研究(3件):指定した2つのベクトルに対し、一方から出発して他方に出来るだけ近いベクトルへ遷移する手法に関する研究、および最適初期資源配分問題の解法に関する研究。これらは有向グラフの連結性に深く関係している。
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Research Products
(11 results)