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2008 Fiscal Year Annual Research Report

設計モデルと検証モデルの体系化のためのアスペクト指向モデリング技術の研究

Research Project

Project/Area Number 20500031
Research InstitutionJapan Advanced Institute of Science and Technology

Principal Investigator

岸 知二  Japan Advanced Institute of Science and Technology, 情報科学研究科, 特任教授 (30422661)

Keywords設計モデル / 検証モデル / アスペクト指向モデリング
Research Abstract

20年度はモデリングメカニズムの要件整理と、その一部を満たすモデリングメカニズムの基本版を定義することを目的とし、計画にそって、1)機器を制御するプログラムの事例などを対象に検証モデルと設計モデルの具体例の調査、2)上記調査に基づき、検証モデルが記述される単位、検証モデルの記述方法、検証モデル構築に必要な情報の入手元などについての整理、3)上記要件の一部を満たすモデリングメカニズムの基本版の検討、4)市販のモデリングツールなどを活用したモデル記述方法検討とモデル間の関連付けなどに関する支援機能の試作、5)基本版による過去の事例の設計記述と検証事例に即した評価、を行った。
上記の結果、以下の成果が得られた。1)検証において確認される性質の多くは要求から導出されるが、一般に要求は多くの想定(要求定義をする際の前提事項など)を踏まえて定義される。そうした想定の一部を明示化するための想定モデルを提案するとともに、その想定を活用した検証モデルの構築の手法について検討・実験した。2)要求はシナリオとして与えられることも多いが、そうした与えられたシナリオと検証モデルや設計モデルとの関係を検討し、シーケンスポイントカットを拡張した機構による関係づけの方法の評価・試作をした。これらの成果は、実際のソフトウェア開発で用いられている手法と科学的手法とのギャップを埋めることを意図したものである。特に想定モデルは本研究とって重要な位置づけを担うと考えている。一方シーケンスポイントカットによる関連付けはいくつかの課題が残された。今後は、基本版をベースに他の要件への対応を検討するとともに、全体の体系化に向けた検討をより深める予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] モデル検査技術を活用したソフトウェア設計・検証手法に関する考察2008

    • Author(s)
      岸知二
    • Organizer
      情報処理学会ソフトウェア工学研究会
    • Place of Presentation
      国内(東京・情報処理学会)
    • Year and Date
      2008-06-12

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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