2009 Fiscal Year Annual Research Report
デジタルホログラフィー技術を用いた流体速度場可視化専用計算機システムの構築
Project/Area Number |
20500048
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
増田 信之 Chiba University, 大学院・工学研究科, 助教 (60323333)
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Keywords | 計算機システム / 可視化 / 流体 |
Research Abstract |
現在,様々な分野で流体の速度場の計測が必要とされてきている.本研究では,流体速度場可視化の技術であるPTV(Particle Tracking Velocimetory)にデジタルホログラフィーを応用したDHPTV(Digital Holographic PTV)を用いた速度場可視化システムの構築することで,上記のような問題を解明することを最終的な目標としている.しかしながら,この手法で情報を記録するホログラムから三次元情報を再生するには非常に計算時間がかかるために,本研究では,FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いた専用計算機システム(FFT-HORNシステム)を構築することで,この計算時間の削減をはかり,速度場の解析を高速に行うことが目的となっている. 通信時間の短縮を行うことで,理論上55個の計算チップを並列に使用することが出来,時間をロスすることなく計算を行うことが出来るようになる.そこで,平成21年度では,専用計算機ボードを3枚搭載したPCでクラスタを構成することで,48個の計算チップを使用した計算を行うようなシステムを構築し,試作システムの約30倍(PCに対して約110倍)の高速化された計算機システムを構築することに成功した.また,これらの結果について,学会発表などで公表し,現在雑誌論文に投稿し,審査中になっている.
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Research Products
(2 results)