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2008 Fiscal Year Annual Research Report

安全で実用的な匿名通信の実現

Research Project

Project/Area Number 20500064
Research InstitutionNagoya Institute of Technology

Principal Investigator

斎藤 彰一  Nagoya Institute of Technology, 工学研究科, 准教授 (70304186)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松尾 啓志  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (00219396)
Keywords匿名通信 / 分散ハッシュテーブル / オーバレイネットワーク / プライバシー保護 / アドレス隠蔽 / 多重暗号通信
Research Abstract

本年度の成果として,基本となる分散ハッシュテーブルを使用した通信路構成方式の設計が終了したことがあげられる。本方式は、分散ハッシュテーブルが管理するノード管理層と、匿名通信を実際に行う匿名通信層の2層で構成される。ノード管理と匿名通信を独立して構成することで、匿名通信路が切断した場合に、速やかな復旧を行うことができる。また、分散ハッシュテーブルを使用することで、多数の計算機を分散的に管理利用することが容易となっている。これらによって、スケーラブルかつ耐故障性に優れた匿名通信路を提供できる。
さらに、匿名性を保つための通信パケットの多重暗号化方式についても検討を行い、上記匿名通信方式に適した多重暗号化方式を設計した。これは、初回の通信で通信路全体の構築と共有鍵の配布を行い、2回目以降の通信で実際のデータの送受信を行う。設計した多重暗号方式は、この両者に共通して使用できる。
また、オーバレイネットワークシミュレータであるOverlay Weaverを使用した、実験システムの構築を開始した。今後、この実験システムを用いて基本的な通信性能の測定を実施する。また、送受信者を特定するような攻撃に対応するために、ダミー通信のシミュレーションに使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] DHTを用いた双方向匿名通進路の提案2008

    • Author(s)
      近藤正基, 齋藤彰一, 松尾啓志
    • Organizer
      情報処理学会
    • Place of Presentation
      福岡県福岡市
    • Year and Date
      2008-07-25

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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