2008 Fiscal Year Annual Research Report
ポスト4Gへ向けた利用者の自律・適応的行動理解モデル開発と新世代移動通信網の研究
Project/Area Number |
20500071
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
G Chakraborty Iwate Prefectural University, ソフトウェア情報学部, 教授 (50250840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬淵 浩司 公立大学法人岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (20281545)
松原 雅文 公立大学法人岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師 (70363728)
B Chakraborty 公立大学法人岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (90305293)
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Keywords | 位置管理 / 行動理解 / 移動通信 / 特徴抽出 |
Research Abstract |
本研究の目的は,ポスト4Gに向けた自律・適応的移動通信システムを実現することである.平成20年度はポスト4Gへ向けた,3つの基盤技術について以下の計画・方法に従って研究を進めた. 1.利用者の行動特性と行動モデルの構築 申請者は2001年から現在まで,セルラーネットワークにおける移動端末の行動予測・移動パターンを用いた位置管理手法に関する研究を続けてきた,それらの従来研究を発展させ,移動端末利用者の行動特性実測とその評価や利用者の行動特性のモデル化・クラスタリングによる分類・分析に関する研究に取り組んだ. 2.利用者の行動特性に基づいた位置管理技術 省電力・高速かつ高精度な行動特徴抽出システムについて研究を進めた.具体的には,利用者の行動特性を考慮した位置管理技術に必要な,利用者の目常の行動パターンを端末自身に認識させる技術,取得したパターンの変化に対応する自律・適応的システムの設計について,端末に保存した行動情報からの特徴的パターン検出や利用者の行動の変化に対応した柔軟なパターン更新技術,学習による移動方向・登録エリア推定技術に関する研究に取り組んだ. 3.利用者の行動特性に関わるセキュリティ技術 IMT-Advancedにおいて既に想定されているセキュリティ上の課題,ポスト4Gへ向けて検討すべき課題と,自律・適応的位置管理システムとの関係を検討し,バイオメトリクス認証を用いた行動パターンの保護・暗号化技術や行動パターン情報の端末・システム間でのセキュリティプロトコルの開発に関する研究に取り組んだ. なお,それぞれの詳細については,以下の成果発表等を参照のこと.
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Research Products
(8 results)