2010 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタスデータベース仮想化技術によるデータ利用の効率化に関する研究
Project/Area Number |
20500095
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
澤本 潤 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (50438082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 雄次 東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (30366398)
加藤 貴司 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師 (20323115)
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Keywords | マルチデータベース / 仮想化 / データマイニング / マルチエージェント / P2Pネットワーク |
Research Abstract |
平成22年度は、平成21年度の成果を踏まえて、最終年度として1.マルチデータベース仮想化技術と2.データマイニングエージェント技術を融合化するための研究を実施した。その研究目標に対する具体的な研究成果は以下の通りである。 (1)マルチデータベース仮想化技術の研究:平成21年度までに行ったマルチデータベースでの各DBMSの仮想化におけるスキーマ変換機能およびクエリ変換機能を統合して、あたかも一つのDBMSとして見せるマルチデータベース仮想化の方式設計に基づき、(A)仮想化DBMSのプロトタイプ統合、(B)マルチデータベース(具体的にはリレーショナルDBとXMLDBの2種類を含み、利用者ビューとしてXML構造の表現方式を採用)の構築、を実施し、その特にデータ検索機能に関する評価を実施しその利用における有効性を確認した。 (2)データマイニングエージェント技術の研究:ユビキタスコンピューティング環境においてエージェント技術の研究を実施した。特に、P2P環境などでのマルチデータベースから動的にユーザにとって関心の高いデータを検索して組み合せる方式の開発を継続して行った。具体的には、利用者の検索履歴と検索頻度を利用したコンテンツのグループ化手法とそのグループ化に基づく効率の良いコンテンツ検索法の開発を目指して(A)データ検索方式およびユーザインタフェース方式の開発、(B)内包する知識(推奨知識など)の開発を行った。それらは、P2Pネットワークにおけるコンテンツのグループ化に関する研究として研究成果の論文発表を行った。
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Research Products
(7 results)