2010 Fiscal Year Annual Research Report
ポストGoogle時代に対応するWeb2.0型検索エンジンの開発
Project/Area Number |
20500097
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
高山 毅 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (70275402)
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Keywords | 検索エンジン / Web2.0 |
Research Abstract |
〈具体的内容〉 基礎となる検索エンジンとして,当初はGoogleを予定していたが、予定を変更してYahoo!を採用した.これは、Google WebAPIによって得られる客観的評価値は、実際の検索エンジンGoogleで使われているものとは異なり、小数点以下切捨てのラフなものであり、客観的評価値に基づいて各Web文書の順位付けを行なおうとするときに、同順位のものが頻発してしまって不都合なためである。Yahoo!検索Web APIでは2010年11月現在,Yahoo!で検索した結果の上位20件を,「Yahoo!側で定めた客観的かつ機械的な順位Y_Ord」付きで取得することができる.そこでこの20件からそのWeb文書の順位を引き,客観的評価値K=20-Y_Ordを,客観的評価値として採用した.すなわち,客観的評価値Kの定義域は0~19である.一方、主観的評価値Sは、これまで述べてきた通り「最も悪い」場合の-3から「最も良い」場合の+3までの7段階を採用した。±0は中立すなわち「どちらとも言えない」であり,主観的評価値Sの定義域は-3~+3である.SとKをそれぞれ値域が0.0~1.0になるように、値域の幅と最小値、最大値を正規化してから融合し、提案方式での検索結果の順位を定める融合評価値として採用した。 〈意義〉 これまで提案してきた方式に基づく検索エンジンを、実際に開発したこと。 〈重要性〉 客観的評価のみならず、主観的評価も考慮して融合する検索エンジンを実際に開発したこと。
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Research Products
(1 results)