2008 Fiscal Year Annual Research Report
ワークフローと差分情報収集を用いたウェブ上の分散情報の動的収集システムの研究開発
Project/Area Number |
20500103
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
速水 治夫 Kanagawa Institute of Technology, 情報学部, 教授 (90308536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五百蔵 重典 神奈川工科大学, 情報学部, 准教授 (20318992)
服部 哲 神奈川工科大学, 情報学部, 助教 (60387082)
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Keywords | 情報検索 / ワークフロー / Web / 差分情報 / 動的収集 / 国際会議 / ナレッジ共有 / 検索エンジン |
Research Abstract |
国際会議に参加することが不慣れな研究者や大学院生を対象として,そのための一連の作業(行為)を支援するためのWebデータベースシステムを設計し試作した.このシステムの特徴はワークフロー管理とナレッジ共有機能を融合している点にある.あわせて,Webからマルチメディアコンテンツに関するキーワードや最新情報を取得する仕組みも検討した.具体的には以下のことを行った.まず,国際会議に参加するための一連の作業を分析し,参加のためのワークフローを作成した.また,そのワークフローのアクティビティごとにどのような情報が必要になるのか,どのような手段でそれらの情報を収集し管理しているのかを検討した.その結果,国際会議に参加するためのワークフローは大きく,研究成果を発表するための作業と,国際会議へのエントリーなど聴講のための作業に分類され,さらに所属機関などの違いにより,事務手続きなどの作業に違いがあることがわかった.そこで本研究課題では,参加のためのワークフローを,利用者に共通の作業からなる「共通フロー」と,利用者の属性により異なる「追加フロー」にわけ,利用者情報に基づき適宜ワークフローを生成する方式を考案し実装した.試作システムでは,ワークフローの進行状況を常に監視し利用者に視覚的に提示することで,作業の実施や情報収集を促すことができる,また,作業単位で参加のためのノウハウを利用者同士で共有することもできる.さらに,利用者がWebの検索エンジンに入力したキーワードを共有可能にする機能も備えている.国際会議に参加することは研究者にとって非常に重要な活動であるため,その作業をサポートすることは意義深いと考えている.
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Research Products
(12 results)