2009 Fiscal Year Annual Research Report
健康重視型エンターテインメントインターフェースの設計及び評価
Project/Area Number |
20500117
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
LYONS Michael Ritsumeikan University, 映像学部, 教授 (70395169)
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Keywords | メディア情報処理 / エクサゲーム / ヒューマンインタフェース / 康重視型インタフェース / エンタテインメント・コンピューティング |
Research Abstract |
当初の計画に基づいて、身体活動を伴うさまざまな種類のエンターテイメント・インタフェースの調査からこのプロジェクトを開始した。この段階では既に実施した四つの研究(a)西スイス応用科学大学のOlivier LIECHTI先生と共同で、モバイルエクサゲームの設計と開発、ユーザテストを完了し、成果を国際学会で発表した。私たちはそのゲームのシステムを十分な一般性を確保して設計し、汎用的に用いることができるツールセットも用意した。これは将来、ゲームデザイナーたちが彼ら自身の設計による多様かつ大規模なシステムを設計することを可能にするものである。このツールの設計において鍵となったテーマは、都市の環境下でユーザーに身体的な活動をさせ、移動させるように仕向けるためのたくさんのデザインパターンを持たせることだった。加えて、他のプレイヤーとの社会的な相互作用を促進させるようにいくつかのパターンが加えられた。さらに、実際のモバイル利用と他のリアルなプレイヤーとの社会的な相互作用が生じているのかどうかをチェックするデザインパターンもそのシステムに用意した。(b)オランダのアイントホーフェン工科大学のChristoph BARTNECK先生と共同でブランコ型のインタフェースを設計と開発、ユーザテストを完了して、成果を国際学会で発表した。私たちが開発したそのシステムはブランコにモーションセンサーを追加し、人間の身体的な活動を検知すると同時に促進するように設計されている。利用者にとって魅力的な視覚的および聴覚的なコンテンツからのフィードバックは、ユーザーたちにアーティスティックな創造と表現を創り出そうとさせることで、よりいっそう彼らの身体運動に対するモチベーションになる。(c)ブリティッシュコロンビア大学のSidney FELS先生と共同で、理論的に一般的な視聴覚芸術表現システムを研究して、その成果をSIGGRAPHに発表して、ACMがその内容を掲載した。(d)アイントホーフェン工科大学のBARTNECK先生と、理論的に、感情的な側面から、インタラクティブ技術を研究して、その成果をヒューマンインターフェースについての本に掲載した。
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[Journal Article]2009
Author(s)
C.Bartneck, M.J.Lyons
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Journal Title
Handbook of Research on Synthetic Emotions and Sociable Robotics : New Applications in Affective Computing and Artificial Intelligence(IGI Global)
Pages: 598(34-56)