2008 Fiscal Year Annual Research Report
押し付けがましくないアンビエントな気づきに繋がる行動支援インタフェースの研究
Project/Area Number |
20500119
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Research Institution | Kochi National College of Technology |
Principal Investigator |
山口 巧 Kochi National College of Technology, 電気工学科, 准教授 (30230361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝 治也 高知工業高等専門学校, 電気工学科, 准教授 (20270366)
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Keywords | ヒューマンインターフェイス / アンビエント / ユビキタス |
Research Abstract |
研究代表者と分担者は,「天使のようにつきまといながら,ユーザが必要とするときにそれとなく(押し付けがましくなく)支援できるネットワーク型相談相手・気づきシステムの提案」を考えるため,基本的なネットワーク型アプリケーションサービスのプロトタイプとして,「日常生活行動を支援する実践的なインタフェースシステム」の1つを遍在学習環境下において構築した。これは,全学的に構築された無線LAN環境を活用し,遍在学習環境下において使用可能な,電子黒板システムを基にしてタブレットPCを使った新しい双方向型授業支援システムである。学生用タブレットPCと教員用タブレットPCは,サーバマシンと無線LANによって双方向通信が可能となっており,教員用PC画面上での板書は,随時学生用PC画面に送られる一方で,学生用PC画面の情報も教員用PC画面で閲覧できる。学生は,講義メモや課題の解答を学生用PC画面上に書き込め,書き込んだ結果を電子ファイルにして教員用PCに提出したり,教員と自由な任意のタイミングで個別に質問したりできるものである。 これらの構築と並行して,ユーザ動作を利用することによって拡大支援の設定の変更について自動化された新しい支援インタフェースを提案し,試作を行った。カメラでユーザの正面からの顔画像を撮影し,さらにHaar-like特徴を用いて顔検出を行うものである。本システムで採用したユーザ動作は自然なものであり,さりげなく(押し付けがましくなく)支援できる基本システムのインタフェース部となるものである。 よって,「押し付けがましくなく,途切れなく,自然に状況理解する」支援インタフェースシステムを,対象ユーザの幅を最大限に広げることでユーザ行動に適応させ,装着型インタフェースではない,ユーザ本位のインタラクションを実践することを目指している。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Development of a Web Browser Based Interface to Assist Numerical Calculations2008
Author(s)
Yokota, N., Morioka, K., Yamada, N., Shiba, H., Yamaguchi, T., Shimamura, K.
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Journal Title
DOI : 10. 1109/APSITT. 2008. 4653547 IEICE 07SB0208
Pages: 107-112
Peer Reviewed
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