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2010 Fiscal Year Annual Research Report

安全な共同作業に向けたミスコミュニケーション検出指針

Research Project

Project/Area Number 20500121
Research InstitutionNational Institute of Information and Communications Technology

Principal Investigator

馬田 一郎  独立行政法人情報通信研究機構, ユニバーサルメディア研究センター超臨場感システムグループ, 専攻研究員 (40374110)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 紀子  独立行政法人情報通信研究機構, ユニバーサルメディア研究センター超臨場感システムグループ, 専門研究員 (80374106)
Keywordsミスコミュニケーション / 作業ミス / 視線データ / 共同注視 / 注視確認
Research Abstract

22年度は、前年度に再統合した視線データとモーションデータに基づき、視線データの有効範囲を考慮しつつ共同作業でのミスコミュニケーション分析を検討した。視線データの上下角の信頼性には個人間に差があると考えられるので、視野角40度程度のデータに基づいた分析が妥当と考えた。
その結果、作業ミス発生の際に作業対象への共同注視の欠如や作業者間の共同注視の欠如等が見られる傾向はあったものの、それらの現象があれば必ず高確率で作業ミスが発生する訳ではないことが観察された。すなわち、ミスコミュニケーションが発生しやすい注視状況の条件は設定可能であるが、それらの条件が揃っていても、そうでない場合に比して作業ミスが起こりやすいという程度で、それらの条件のみでは高精度の作業ミス予測を行うには不十分であると考えられる。
上記の結果を踏まえ、22年度末には電気配線切替作業実験を行った。以前に収録した共同作業課題の結果を踏まえ、視線検出装置のレンズ視野角を92度から44度とし、狭い範囲での視線データの精度を向上させた。実験から、作業ミスを起こしがちな作業者は視線が不安定に動きがちであることが観察されている。また、視線が不安定な作業者がいても、リーダー格の作業者がそうした作業者への注視確認を行っている限りは作業ミスが発生しにくいことが示唆されている。
上記の結果を踏まえ、本年度はデータの詳細分析を行い、必要であれば追加実験を行いミスコミュニケーション検出および作業ミス予測のモデル構築を目指す。

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Published: 2012-07-19  

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