2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500126
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
久保山 哲二 Gakushuin University, 計算機センター, 准教授 (80302660)
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Keywords | 機械学習 / 類似度 / 木構造 / カーネル法 |
Research Abstract |
文字列、木構造、グラフ構造などの離散データ構造を対象としたカーネル関数としては、Hausslerの畳み込みカーネルが広く知られているが、この設計条件を緩和し、より一般的なカーネル設計のフレームワークとして、本研究の共同研究者の申吉浩(兵庫県立大学)とともにマッピングカーネルを提案した。前年度に引き続き、これらの理論的なフレームワークを具体的なカーネル関数や類似度の設計に応用した研究を行った。特に、今年度は離散構造間の類似度設計を、糖鎖データの頻出共通構造の抽出、およびインフルエンザウイルスの遺伝子解析に用いた。インフルエンザウイルスの遺伝子間の類似度設計においては、インフルエンザウイルスの抗原となる遺伝子を遺伝子間の距離計算を元に高次元距離空間にマッピングし、次元削減によって経年変化にかかわる部分のみを取り出すことにより翌年の変異を予測するための解析を行った。
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