2009 Fiscal Year Annual Research Report
大規模マルチメディアコンテンツからのデータマイニングとその応用
Project/Area Number |
20500140
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
内田 智之 Hiroshima City University, 情報科学研究科, 准教授 (70264934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
正代 隆義 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (50226304)
宮原 哲浩 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (90209932)
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Keywords | アルゴリズム / 機械学習 / 情報基礎 / データマイニング / 情報検索システム / グラフ |
Research Abstract |
平成21年度は、マルチメディアコンテンツのグラフ構造を含む特徴を知識として抽出するデータマイニング手法に関する基礎理論の発展およびその実装を目指し、以下の研究を行った。 木パターンに対する質問学習可能性や外平面的グラフパターンに対する正データからの多項式時間帰納推論可能について示すことで、マルチメディアコンテンツパターンに対する機械学習理論の基礎を構築できた。また、データマイニング手法への応用についての成果も併せて得ることができた。また、テーマ「効率的なマルチメディアコンテンツパターンの定式化」については、主として動画からの特徴抽出を行う際に必要となるパターンについて研究し、特徴を木パターンあるいはグラフパターンとして取得する際の問題点(セグメント分割や拡大縮小、編集作業による改編等)の解決策について一定の見識を得ることができた。併せて、ブラウザのソースにパターンの埋め込む際に必要となる基礎的な研究として、簡潔データ構造に関する研究もおこなった。もう一つのデータである「データマイニング手法およびデータベース管理システムの実装」では、実データを対象としたクレンジングプログラムの開発を行う予定であったが、実データを使った評価実験を行えるまでには至らなかった。引き続き22年度に改良も含めた開発および改良を継続する予定である。木パターンやTTSPグラフパターン、外平面的グラフパターンに対するデータマイニング手法を実装し、そのプロトタイプを完成させた。22年度には実データを対象とした改良を行っていく予定である。上記の研究成果に加えて、インターネット上に存在するマルチメディアコンテンツの収集およびTV等をキャプチャーしてのサンプルデータの収集・作成も行った。 以上が、本年度に得た研究成果の概要である。
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Research Products
(7 results)