2010 Fiscal Year Annual Research Report
音響事象カテゴリの分類および識別に関する基礎的研究
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20500162
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| Research Institution | Chiba Institute of Technology |
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Principal Investigator |
大川 茂樹 千葉工業大学, 工学部, 教授 (40306395)
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| Keywords | 音響事象カテゴリ / 音声音楽識別 / 音声認識 / 信号処理 / 聴覚情景分析 |
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| Research Abstract |
本研究は,音声・楽音・環境音・雑音など我々の身の回りに日常的に存在する様々な音響事象の物理的および聴覚心理的カテゴリを合理的に分類する方法と,任意の音響事象のカテゴリ識別を行う技術を検討することを目的とするものである.最終年度である平成22年度は,主に次の3点に関する作業および検討を実施した.
1.包囲型マイクロホンアレイを用いた音響マップの生成
ロボティクスへの応用を考慮して,室内空間に設置した包囲型マイクロホンアレイ内での音響事象を分析・識別し,可視化することにより,音カテゴリ識別結果をロボット動作の周辺情報として利用することを試みた.
2.音響事象カテゴリ分類のための長時間特徴量の検討
分類・識別のための特徴量として,音データの時間的および周波数的特徴を組み合わせた3次元的特徴量(長時間特徴量)を提案し,これを混合ガウス分布モデル(GMM)や隠れマルコフモデル(HMM)などの統計的モデルに適用し,カテゴリ分類・識別実験を行った.
3.高齢者音声からの健康状態の推定
本研究で得られた知見の応用として,高齢者の音声から健康状態を推定するアルゴリズムを考案し,評価実験を行った.この成果は,コミュニケーションRT(ロボット技術)システムおよびインタフェースに実装し,約1か月間に渡り被験者の協力のもとでのモニター試験による評価を行った.
4.研究の統括
最終年度として.3年間にわたる研究を統括し,研究発表を行った.
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Research Products
(3 results)
