2008 Fiscal Year Annual Research Report
点光源照明を利用した内視鏡画像のための3次元形状復元手法の開発
Project/Area Number |
20500168
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
岩堀 祐之 Chubu University, 工学部, 教授 (60203402)
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Keywords | コンピュータビジョン / 形状復元 / 内視鏡画像 / Fast Marching / 点光源 / 透視投影 / 照明変化 / 特徴点抽出 |
Research Abstract |
一般的な反射特性の物体を対象に,鏡面反射モデルを仮定した手法や経験的照度差ステレオでの対象物体と同じ反射特性の参照物体を用いて形状復元を行う手法がある.他方で1光源の手法としてFast Marching Methodを用いて対象物体をLambert反射と仮定して解く方法が提案されているが、本研究では、内視鏡画像など、複数光源が容易に利用できない環境を対象として、1光源照明条件下で光沢を含む物体を対象にセルフキャリブレーションによる手法を考案し、特徴点の軌跡をもとに、特徴点を追跡しながら実際の反射特性を計測し、Lambert面への変換テーブルを作成することで、光沢物体にもFast Marchingを適用できる方法を開発した。研究成果はICPR2008(パターン認識国際会議)にて発表し、物体自身から反射特性を獲得できるとともに形状復元ができることを示した。また、光源数は2光源照明とし、光沢にも対応可能な方法として、凹凸曲面の最適化を利用することで2光源照明条件下での形状復元を行う照度差ステレオを提案し、MIRU2008にて発表した。他方、特徴パターンの分類を行う手法として、特徴をもとにした追跡の研究例となるが、Adaboostを用いて領域判定を行い、パーティクルフィルタによる追跡の効率化を図る手法を開発し、KES2008(知識ベース知能情報工学システム国際会議;クロアチア)で研究発表を行った。あわせて非剛体運動での幾何学的特徴点の抽出を有効に行う追跡技術と画像認識の研究を進めてきた。
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Research Products
(9 results)