2008 Fiscal Year Annual Research Report
口腔機能とバイタルサインの無拘束計測による生活リズム分析と生活習慣病予防システム
Project/Area Number |
20500172
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Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
Principal Investigator |
松村 雅史 Osaka Electro-Communication University, 医療福祉工学部, 教授 (80209618)
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Keywords | 生体計測 / バイタルサイン / 無拘束計測 / 嚥下機能 / 生活リズム / 笑いとストレス / 心電図R波 / 血中酸素飽和濃度 |
Research Abstract |
本研究では、バイタルサイン(心電図、体温、血中酸素濃度、血圧)の情報に加えて、口腔機能(会話、笑い、食事)と行動の情報により生活リズムを分析して、医療機関と健康相談ができる生活習慣病予防システムを開発する。本年度は,バイタルサインセンサと口腔機能のセンサを組み込んだネックバンド型無意識・無拘束センシングデバイスを開発する。 バイタルサインセンサを組み込んだ無意識・無拘束計測技術の開発:本研究では、センサの集積化をはかり、首もとにフィットするアームにバイタルサインセンサ(心電図、脈波、血中酸素飽和濃度)と口腔機能センサの各センサを組み込み、センサ情報を携帯型情報端末(PDA)にデータ転送するするネックバンド型デバイスを開発した。心電図などの生体電気信号の計測では、生体電気信号計測回路をワンチップに集積した回路を製作し、ネックバンドに装着した能動型電極(ペースト不要)を介して心電図を誘導することに成功した。 口腔音(会話、笑いの頻度、咀嚼、嚥下、いびき)の無拘束センシング:首もとの皮膚表面から検出される口腔音には、呼吸音、音声、摂食・嚥下に関わる音情報が含まれている。それらの音の信号帯域は異なることから信号の時間的性質を利用した分析により分離する。食物摂取時の嚥下音と咀嚼音を検出し、嚥下音の時間的特徴から摂食の時間や咀嚼回数を計測する事に成功した。また,高齢者のデータ収集にも成功し、介護予防において嚥下回数をモニタリングすることで嚥下機能評価が無拘束に行えることを確認した。この成果は高齢者の介護予防に有用な成果である。
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Research Products
(8 results)