2008 Fiscal Year Annual Research Report
UMLモデリングによる人と共存するロボットの安全設計と評価方法の研究
Project/Area Number |
20500175
|
Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
中坊 嘉宏 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 知能システム研究部門, 研究員 (70360609)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 陽滋 独立行政法人産業技術総合研究所, 知能システム研究部門, グループリーダー (90166744)
|
Keywords | 国際安全規格 / リスクアセスメント / 形式検証 / オブジェクト指向 / UMLモデル / 共存ロボット / 次世代サービスロボット / 安全関連系 |
Research Abstract |
1.提案済みの安全カテゴリのUMLモデルを,安全規格認証済みの製品に適用し,モデルの妥当性を検証した. 2.安全カテゴリなどの要求仕様に対する整合性を,形式検証ツールで数学的に検証した. 3.決定論的なUMLモデルについて,従来型のFMEA(Failure Mode and Effect Analysis)とFTA(Fault Tree Analysis)との対応づけを行った.また,これらの従来手法に対する,本手法の利点と欠点を明らかにした. 4.決定論的なUMLモデルと確率的なリスク解析を統合したモデル化手に基づいて,国際規格のISO機械安全規格とIEC機能安全規格のどちらにも整合したモデルを作成した. 5.安全関連系の開発プロセス全体について,開発モデルとしてモデル化,パターン化を行い,IEC機能安全規格で定める製品ライフサイクルの考え方や,ISO機械類の安全性で示される3ステップ法との整合性を確認した. 6.上記のように開発したモデルを,Object Management Groupにて国際標準化提案を行った.
|