2010 Fiscal Year Annual Research Report
超高品質AV時代に対応した快適視聴空間を創生するデザインと感性的評価に関する研究
Project/Area Number |
20500189
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
春日 正男 宇都宮大学, 工学研究科, 教授 (00280909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿山 みよし 宇都宮大学, 工学研究科, 教授 (30251078)
長谷川 光司 宇都宮大学, 工学研究科, 准教授 (50272761)
佐藤 美恵 宇都宮大学, 工学研究科, 准教授 (00344903)
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Keywords | 聴講精細AVコンテンツ / 高解像度 / 2Kシステム / 4Kシステム / 感性的評価 / 視聴環境デザイン |
Research Abstract |
地上デジタルなどテレビのデジタル放送が実用化普及期に入り、高品質、高精細な映像が急速に一般家庭にも浸透し、快適なAV視聴環境が整いつつある。しかし、高精細なフルハイビジョンでも大きなスクリーンなどに投影する場合は、画像を拡大するのにやはり限界があり、コンテンツの人物や物体などの輪郭の鮮明さなど、解像度の点での課題がある。このため、これらの課題を改善する新しい映像技術の一つとして、デジタルシネマ(2K、4Kシステム)やスーパーハイビジョンなど超高精細映像システムの研究とその実用化が急速に進んでいる。この4Kシステムはフルハイビジョンの約4倍もの情報量を持つことになり、コンテンツ映像の高解像度に関連する高度な質感などへ期待が予想されているものである。 そこで、本研究ではこれらの点を検討するため、デジタルシネマ(2K、4Kシステム)を検討対象とし、視聴に伴う画像の鮮明さから受ける印象の度合いやきれいさなどユーザが感じる感性的要因を実験的に検証した。実際のデジタルシネマ(2K、4Kシステム)を試聴実験し、その結果、4kシステムは、適切な距離で視聴すると、2kシステムに比べて視聴者に映像のきれいさや質感などの印象を高めることが出来る、との実験的知見が得られた。しかし一方で、4kシステムは、高精細のためか、若干の疲労感が伴うなどの結果も得られており、今後試聴環境とコンテンツ制作にフィードバックできる研究課題も提起している。
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Research Products
(3 results)