2008 Fiscal Year Annual Research Report
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20500193
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| Research Institution | Shinshu University |
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Principal Investigator |
高寺 政行 Shinshu University, 繊維学部, 教授 (10163221)
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| Keywords | 衣服 / 個人対応 / パターンメーキング / 型紙 / 人体モデル / 3次元計測 / 自動設計 / フィット性 |
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| Research Abstract |
個人個人に対してベストフィットと評価される衣服を提供するための着用者を想定した三次元人体モデルを得るために三次元人体計測装置を利用し,人台形状ならびに人体形状の計測を行った。計測された形状にはノイズや計測不能部分を含むためノイズ除去や補完を行うシステムを作成し利用した。人体モデルを基にして,その形状にフィットしかつ動作しやすいパンツの3次元モデルを自動作成する手法を検討した。検討においては,伸縮性の異なる素材で,標準サイズのパンツを試作し,被服圧測定ならびに官能検査により,動作に快適なパンツ各部のゆとり量を検討した。その結果,布の伸びやすさによって臀部と膝部に必要なゆとり量が明らかとなった。
この結果を用いて,3次元人体形状を包む,フィット性の良いパンツの3次元モデルを作成するシステムの開発を行った。ウエストとヒップならびに膝に上記で検討したゆとりを加えるモデルを作成した。着用者を三次元計測し,その形状を用いてパターンを作成し,パターンをCADにより実寸で印刷し,型紙を得た。得られた型紙を用いて,織物でパンツを試作した。着用実験の結果,股部にしわが生じ,動き安いものではなかった。システムの改良と試作,着用実験の結果,パンツモデルの断面であるクロッチラインを個人の体形に合わせてゆとりを含めて作図することにより,フィット性がよく,しわや動作拘束のないパンツが製作できることが明らかになった。
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