2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500196
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
神田 智子 Osaka Institute of Technology, 情報科学部, 准教授 (80434786)
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Keywords | 国際研究者交流 / 多国籍 / アバタ / キャラクタ / 表情 / CSCW / 異文化コミュニケーション / エージェント |
Research Abstract |
本研究は,アバタを用いた文化間のオンラインコミュニケーションにおいて,アバタの表情解釈や振舞いに文化差があることを検証し,文化を越えて使用されるアバタデザインにおける考慮点を提言することを目的としている.海外協力機関と共同実験を実施することにより,以下の研究課題に段階的に取り組む予定である.平成20年度はプロのデザイナによるアバタを用い,アバタ表情解釈を文化毎に比較分析する.平成21年度はユーザデザインによるアバタを用い,表情解釈の文化間比較およびアバタ表情解釈の手がかりとなる顔部位の文化間比較を行う予定である. 平成20年度は下記を中心に研究を実施した. 1. 欧米デザイナによるアバタ表情解釈の日欧5カ国間比較実験の実施と成果発表 欧米デザイナによるアバタの表情解釈実験を実施し,研究成果を,8^<th> International Conference on Intelligent Virtual Agents(東京,2008年9月)にて発表 2. 平成21年度に実施予定のユーザ描画のアバタ表情デザインの文化間比較実験の準備 アバタ表情デザイン描画ツールであるCharToon(オランダのTwente大学より提供)のマニュアルの翻訳,CharToonを稼働させるためのデスクトップPCおよび持ち運びのためのノートPCを購入,設置 3. 実験協力先の開拓と情報収集 HAI2006シンポジウム,およびHuman-Robot Interaction2009に参加し、キャラクタ研究およびアバタ研究に関する貴重な意見交換を行うと共に,実験への参加協力を依頼した.
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Research Products
(2 results)