2008 Fiscal Year Annual Research Report
ブログ空間におけるコミュニケーションネットワーク生成メカニズムの解明
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20500222
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
諏訪 博彦 The University of Electro-Communications, 大学院・情報システム学研究科, 助教 (70447580)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 講師 (70328574)
岡田 勇 創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)
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Keywords | ブログ空間 / コミュニケーション / パス解析 |
Research Abstract |
プログは、個人が自分の考えや意見を世界に向けて手軽に発信できる意見発信メディアとして急速に発展してきている。一方でブログは、友人・知人間のコミュニケーションメディアとしての一面も持っている。本研究の目的は、ブログ空間上で生成されるコミュニケーションネットワーク構造が、ブログの使われる目的、ブログ執筆者の心理的態度や特性によってどのような性質を持つのかを明らかにすることである。 我々は、ブログ作者の動機が執筆行動に結びつき、その結果として読者による反応が発生する動機・行動・反応基本モデルを構築した。基本モデルに基づいたブログ作者に対する質問紙調査の結果、ブログ空間上のコミュニケーションネットワークが如何に生成されるのかを分析するパスモデルを構築することができた。パスモデルより、自己表出→文章量→トラックバックという因果モデルの存在が明らかとなった。このような因果モデルから生じるトラックバックリンクの集合は、主にブログ空間内における意見や考えの共有・関連付けの場として機能しているという知見が得られた。 ブログを用いたロコミマーケティング等を有効に実施するためには、ロコミの中心となる友人・知人のネットワーク抽出が不可欠である。また、意見発信メディアとしてのブログに注目することで、世論の動向を分析でき、例えば政策立案の一助となることが考えられる。今後、インターネットメディアの発展を考慮し、ブログだけでなくSNSやロコミサイト、QAサイトの分析も実施する必要があると考え、企業内SNSの分析も試みている。
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Research Products
(5 results)