2009 Fiscal Year Annual Research Report
屈折コントラスト・トモシンセシス再構成アルゴリズムの開発と評価
Project/Area Number |
20500385
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
湯浅 哲也 Yamagata University, 大学院・理工学研究科, 教授 (30240146)
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Keywords | トモシンセシス / 放射光X線 / 乳がん / 早期診断 / 屈折コントラスト |
Research Abstract |
投影数がCTの数10から数100分の1に限定されるトモシンセシスを,画像形成論的な観点から見ると,CTに比べさらに著しい悪条件下での再構成を強いられることを意味する.したがって,有効に情報を取得するための撮像方式の検討,およびアーチファクトを極力低減し,また欠落情報を補うような情報処理の考案が必要不可欠となる.以上から,本申請に係る研究課題では,軟部組織などにも高感度で,低被曝量で3次元情報を復元できる屈折コントラスト・トモシンセシスにおける再構成アルゴルズムの新たな開発とその撮像性能の評価に取り組む. 本年度の目標は,(1)再構成アルゴリズムの高精度化,(2)実験データへの適用,(3)医学応用への可能性であった.(1)に関して,これまでの再構成に比ベスムースな画像を得られる方法を開発できた.(2)に関しては,KEK(高エネルギー加速器研究機構)での実験データに適用し有効性を確かめた.(3)に関しては,乳がんサンプルに適用した.画像の病理学的な解析についてはこれから実施する予定である.
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Research Products
(7 results)