2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500391
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
馬渡 太郎 Kyushu University, 大学病院, 助教 (60335974)
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Keywords | 骨粗鬆症 / 骨質 / 骨強度 |
Research Abstract |
平面分解能は世界最高レベルの臨床用CT(ヘリカルCT:XVigour Real、マルチスライスCT:Aquillion、東芝メディカル)を用いて、骨粗鬆症による骨脆弱性により圧迫骨折が危惧される患者の第3腰椎全体を撮像、DICOMデータを蓄積中である。対象疾患としては、原発性骨粗鬆症、ステロイド性骨粗鬆症、関節リウマチとしている。DXAによるBMD計測、各種血清学的マーカー、すなわち血清オステオカルシン濃度、骨型ALP濃度、および血中NTX濃度、ucOC等の評価を行っている。また内服薬や閉経時年齢等、修飾因子についても調査している。また、Superimposition法の改良、検証作業を行っている。本法はオリジナルな手法で、経時的に撮像した二つの再構築画像を三次元的にsuperimposeし、その差分データを作製、これに識別の為の色を付け、元のデータ上にoverlay表示させる。これにより、新たに添加された骨の量及び局在、消失した骨の量および局在が可視化可能となる。白色の椎体画像に添加された骨を青、消失した骨を赤などと着色して表示することを検討している。本手法についてのアルゴリズムの原案は既に完成しており、本研究においては、in vivoで撮像した腰椎CTデータに特化した手法を検討中である。実際の症例においては、個々のCTデータは撮像時の体位などにより必ずしも同じ配置とはなっていない。これを三次元的にregistrationする必要があるが、三次元空間座標系の中で一つの椎体を固定、もう一つの椎体を6自由度移動させることによって、精度良くマッチングさせることを考えている。再現性の検討として、ヒト脊椎を含むファントムを用意し、繰り返し撮像を行い、現在解析中である。
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Research Products
(1 results)