2010 Fiscal Year Annual Research Report
カテーテル型超音波プローブ開発のための複合音響レンズの開発
Project/Area Number |
20500429
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
遠藤 信行 神奈川大学, 工学部, 教授 (20016801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 健伸 神奈川大学, 工学部, 准教授 (50291745)
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Keywords | 超音波 / 数値計算 / 複合音響レンズ / カテーテル / 治療 / 生体内温度分布 / 温度上昇の精密測定 / ファントム |
Research Abstract |
昨年度開発した3枚のアクリル製レンズから構成される超音波複合音響レンズの小型化をはかり、局所治療の効果を確認するために、以下に示す研究を行った。 (1)微細複合音響レンズの設計製作 昨年度製作・実測した3枚の複合型音響レンズの音圧特性を考慮し、MHz帯の周波数を使用する小型複合型音響レンズを設計・アクリル材で製作した。 (2)ファントム内における温度上昇の精密測定 単(平面-凹面)レンズを恒温水槽中に設置し、現有する任意波形発振器と広帯域パワーアンプ、さらに広帯域ハイドロフォンや測定精度50ミクロンの3次元精密移動装置により、精密音場測定を行った。 さらに、生体軟部組織を模擬した寒天ファントム(JIS規格)内の温度分布のシミュレーション予測とファントム以内に設置した熱電対ならびに、サーモメーターによる実測値との比較検討を行った。 (3)研究経過の海外学会発表 日本における超音波研究者の集まりである「日本超音波医学会」や「超音波の基礎と応用に関するシンポジウム」等において研究成果を発表した。さらに、日本国内では当該領域の研究者が少ないため、前年度結果を含めた研究経過を海外学会で発表し、同じ専門分野の研究者と討論した。
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Research Products
(9 results)