2009 Fiscal Year Annual Research Report
量子医療技術による機能イメージング法のリハビリテーション医療への応用に関する研究
Project/Area Number |
20500445
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
真田 茂 Kanazawa University, 保健学系, 教授 (50020029)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川井 恵一 金沢大学, 保健学系, 教授 (30204663)
宮地 利明 金沢大学, 保健学系, 教授 (80324086)
山崎 俊明 金沢大学, 保健学系, 教授 (00220319)
三秋 泰一 金沢大学, 保健学系, 准教授 (60251964)
田中 利恵 金沢大学, 保健学系, 助教 (40361985)
|
Keywords | 量子医療技術 / 医用画像 / リハビリテーション / 生体機能解析 |
Research Abstract |
本研究では,リハビリテーション医療において重要な運動機能,心肺機能,脳高次機能などの簡便な情報取得方法を開発している.筋肉,骨,神経,心,肺などの形態と動態機能について,X線,CT,MR,超音波,眼底カメラなどによるイメージング法の開発研究を行った. 巨視的な形態情報および動態機能情報の解析に関する成果 1)昨年度に引き続き,時系列X線画像を撮像できるディジタル撮像システムを用いて,胸部X線動画像を対象とする簡便な心肺機能の解析方法を検討した.正常症例および肺気腫などの異常症例について,ゴールデンスタンダードとしての核医学検査の結果と比較解析した結果,ある種の病態と正常との弁別評価が可能であった. 2)四肢関節系の簡便な運動機能評価のためのX線動態イメージングと超音波イメージングの結果と,ゴールデンスタンダードとしてのMR画像法の結果と比較検討をおこなったところ,病態の評価や体力(健康レベル)に関連する評価が可能であった. 3)計画には含まれていなかったが,眼底画像の簡便イメージングによる高血圧や糖尿病の経時的モニタリング方法の開発に着手した. 微視的な動態機能情報の測定に関する成果 4)廃用性筋委縮モデルラットを用い,核医学的手法による分子イメージングを用いて機能評価の指標としての薬剤分布と筋委縮の形態との関係を検討した.機能回復過程や運動能力の評価に有用であることが明らかとなった.
|
Research Products
(5 results)