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2008 Fiscal Year Annual Research Report

摂食・嚥下リハビリテーションにおける新しい訓練・評価システムの開発

Research Project

Project/Area Number 20500459
Research InstitutionKyushu Dental College

Principal Investigator

吉野 賢一  Kyushu Dental College, 歯学部, 講師 (90201029)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河岸 重則  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (20137334)
下堂薗 恵  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 准教授 (30325782)
Keywords歯学 / リハビリテーション / 摂食嚥下障害 / 舌機能
Research Abstract

視覚刺激を手がかりとした舌突出運動課題を行うシステム(視覚誘導性舌突出課題遂行システム)を構築し、舌機能の回復・向上およびその定量的評価を同時に行なうことができる摂食・嚥下訓練・評価法を開発中である。現在、このシステムを健常者に用いて、1)時間的・空間的解析による舌運動機能の促進、2)舌感覚・認知機能および高次脳機能に及ぼす効果などのデータを収集している。一方、このシステムを摂食・嚥下障害患者に用い、1)本システムを用いた新たなる摂食・嚥下リハ訓練法の開発、2)本システムを用いた訓練による摂食・嚥下障害に対する機能回復促進の実証を行うために、脳卒中嚥下障害患者における口腔感覚機能と嚥下機能との関係を明らかにした。被験者は、鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターにて摂食・嚥下障害のため嚥下造影検査を行った脳卒中入院患者10名とした。口腔感覚機能の評価は、モノフィラメント圧痛覚計を用いた舌の表在覚を調べ、表在覚スコアーを算出した。さらに形態の異なる6種のテストピースを用いて口腔立体認知能を得点化し、OSAスコアーとした。摂食・嚥下機能は嚥下造影検査で評価し、videofluoroscopic dysphagia scale (VDS)にて得点化した。結果として、OSAスコアーとVDS口腔スコアーとは有意な正の相関を認めたが、表在覚スコアーとVDSスコアーには有意な相関関係を認めなかった。したがって口腔立体認知能は脳卒中摂食・嚥下障害患者の口腔相の機能を反映している可能性が示唆された。これにより視覚誘導性舌突出課題遂行システムを用いた摂食・嚥下障害に対する機能回復の効果1は、OSAスコアーにより評価することができると考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 感覚器のアンチェイジングーロ腔内体性感覚とアンチェイジングー2008

    • Author(s)
      吉野賢一
    • Journal Title

      日本抗加齢医学会雑誌 4

      Pages: 603-607

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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