2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500472
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
伊藤 龍生 Kinki University, 医学部, 助教 (40330245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 隆夫 近畿大学, 医学部附属病院, 教授 (70162443)
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Keywords | 運動 / リハビリ / 脳外傷 / 神経再生 / 記憶改善 |
Research Abstract |
我々はpneumatic control injury deviceを用いてラット脳に外傷を与えたラット脳外傷モデルを用いて、その障害部位である大脳皮質における神経幹細胞の出現と神経再生を報告した。本研究では脳外傷部局所における神経再生と運動及び記憶学習との関係を組織学的、生化学的、生理学的および運動学的手法を用いて解明することを目的とした。 1. 実験方法 Pneumatic control injury deviceを用いてWistarラット(10週齢♂)に脳外傷を与え、脳外傷ラットを作製し、受傷ラット用いて14日間連続で1日1回、トレッドミル負荷を行った。トレッドミル負荷無しで受傷のみを行ったラットをコントロール群とした。外傷直後より14日間連続で脳内の分裂細胞をラベルするために5-bromo-2'-deoxyuridine (BrdU)を1日、2回投与した。受傷14日後にMorris water mazeテストを行い、トレッドミル群とコントロール群の記憶学習・空間認識の程度を測定した。 2. 結果と考察 トレッドミル群の学習の程度はコントロール群に比較し、記憶学習・空間認識が有意に改善された。これらのことからから運動が記憶や空間認識の改善に関与していることが示唆された。人において脳外傷の受傷後のリハビリテーションは記憶や空間認識の改善を促進すると考えられた。さらに今後、同上の受傷モデルラットを用いて神経幹細胞の出現や神経再生を経時的に形態的手法を用いて検討する。
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Research Products
(9 results)